カワサキ250TR キャブ清掃②

前回からの続き・・・約2年間不動車であるカワサキ250TR。
一念発起して修理する事を決意しましたが、①ガソリン入替、②プラグ磨き(その後新品交換)、③キャブ清掃(メインジェット中心)の治療では残念ながら不発に終わりました。恐らく③時点での手抜き清掃が問題だと思われます(泣)。心を入れ替えて、全てのジェット類を外した上でクリーナー漬け&導通チェックを再度行う方向にします。

本日、まずはW650と250TRを購入したカワサキショップに、キャブのパッキンを買いに行きました。このお店、技術的にはお墨付きなんですが、店主のオッチャンが接客に関しては超アバウト。
10数年前、W650が気になり、自宅から比較的に近いカワサキショップへ初めて行った時の事。

僕:「すみません、W650の見積りもらえますか?」
オッチャン:「おおっ、すぐ作っからコーヒー飲んでちょっと待っとられ(富山弁)」

それから10分後、オッチャンから渡されたのはチラシの裏紙?か何かのメモ用紙に乗り出し金額(税込)のみ記入したウルトラ簡易見積り。
その見積りに加えて「良いバイクやぞ~!(富山弁)」と言いながらオッチャン、満面の笑み・・・。

その自信溢れる笑顔と雰囲気で、W650を即決したのは良い思い出です(笑)。

そんなオッチャンに250TRキャブを見せて相談をした所・・・「もっとちゃんとクリーナーに漬けて、しっかり青いヤツ(多分、腐食の事)落とさんにゃーダメやちゃ!!(富山弁)」と今回の治療を指南頂きました。

そして、オッチャンの店ではフロートチャンバーのパッキンを購入しました。

それから、家に帰ってまずはキャブのスクリューを全てバラします。メインジェットだけでなく、スロージェット、パイロットスクリューも。しっかりと、手抜きすることなく「青いヤツ(多分、真鍮の腐食)」をすべて除去・・・オッチャン、僕頑張るわ。

さあ、心を入れ替えて作業開始。

キャブ本体は、フロートチャンバー部分をキャブクリーナー風呂に浸して半身浴してもらいます。すでに少し緑色が出ています。

各ジェット類は全身浴。しばらく浸かってもらったあとは、ブラシでゴシゴシします。

ジェット系真鍮パーツは全て腐食の為に変色しています。

ここから一晩の長時間入浴をさせ、ジェットはもちろん、キャブ内の穴という穴の汚れを除去します。

エアダスターと共に、今回のMVPである針金くん達。前回のクリーニングより更に念入りに導通チェックをしました。

 

今回、パイロットスクリューの戻しは『2と1/2』にしました。年式等により、若干の差があるようですが、とりあえず規定値から様子を見ます。

その後キャブを組上げ、いよいよ車体へ取り付けます。

気温が少し低い為に、キャブを固定するゴム類が硬くなっています。頑張って押し込み、いよいよエンジンを始動。

チョークを引き、深呼吸をし、イグニッションを捻ります。

「・・・キュルキュル・・・ブオーン!!!」

おおっっ!!!!!一発点火でとうとう復活です!!!!!!!!!!

久々の単気筒エンジンの「トコトコトコ」という可愛らしい鼓動に興奮冷めやらぬまま、家の前の駐車場で少しだけ走らせてみました。エンジンのフケ上がりも良い感じ。パイロットスクリューの調整もこのままにしておきましょう。

それでは続いて、準備していたオイル交換をします。

自家製オイル処理パックを作成し、下準備。買えば数約円なのですが、家にある廃材とスーパーで貰える段ボール箱で簡単に作れます。

サイドスタンド側下部にドレンボルトがあります。

十分に暖気した後、17インチのスパナでドレンボルトを外してオイル抜き。

「ほとんど排出したかな?」と思ったところで、車体を少しだけ傾けでオイルを出し切ります。

250TRの推奨オイルは10W-40。今回、エンジン内のクリーニングを兼ねて、100kmほど走ったら再度オイル交換予定です。そのため純正よりも、amazonにて、かなり価格が安い(けど評価の高い)カストロールを入れてみます。2回分を考え、4Lを購入しました。

オイル交換後、エンジンをかけて吹かしてみると、心なしかスムーズに回転している様に感じます。いやいや、オイルは完全に劣化していたと思われますので、間違いないはず。

さて、完全にベストコンディションとなったTRさん。こみ上げる達成感から「次の休みは自賠責入れて、久々にTRさんと公道で風になるわ!」とテンションが上がっていた矢先、事件が起きました。

(2017年10月23日撮影)

オージーザス!!

10月22日、台風21号の直撃を受けた富山県某所で、バイク小屋が倒壊・・・そうです、我が家です。結果、250TRさんにW650さんが倒れ込み、仲良く寄り添っていました。

暴風雨の中では、どうにも出来ず、そのまま放置し翌23日、風も弱まった為に恐る恐るバイク小屋に近づき、バイクの様子を見るのに近づきました。すると・・・寄り添うW650さんのブレーキレバーがジャストミートした様で、TRさんのメーターが割れていました(泣)。

多くの被害を巻き起こした台風21号、「これだけで済んで良かった」と自分に言い聞かせ、ポジティブになれるよう努力します。

 

カワサキ 250TR キャブ清掃①

 

先日紹介しました、約2年ほど放置で不動状態のカワサキ250TR。車と繋いでセルは回る、プラグにも火は飛んでいる・・・素人の僕でもわかる基本的なチェックで、なんとなくキャブ清掃だけで治りそうな予感。今日は半日かけて作業します。

早速、車体からキャブを外しました。外見上は問題ありません。

事前に、パーツカタログやネットで資料を探しておきましたので取り外しもスムーズ。

 

 

 

 

 

100均とホームセンターに行って部品受け皿用のバットとタッパーを購入。更に、作業風景を動画に収める為にカメラを設置します。

僕の中で、キャブ清掃に重要なのは・・・

①部品を失くさない

②組立順序を間違わない

・・・の2点。綺麗にするのは勿論なのですが、その昔ホンダXL250のキャブ清掃で痛い思いをして以来、必ず状態を映像で保存する様にしています。

どうでも良いのですがこの角度、ロボットがふざけている様にしか見えません。「あちゃ~」と言いながら頭に手をあててる感じ。(この時は、数分後の地獄絵図は全く予想していません)

まずは上部の蓋を開けます。特に問題なし。どんどんバラします。

放置期間が長い為か、キャブ下からガソリンを抜こうとボルトを緩めても全くガソリンが出てきません。そして、腐ったガソリン特有の異臭が・・・。

はい、予感的中。異様な物体が出てきました。

メインジェットが大惨事です。

底部も同様、変質したガソリンが硬化してます。

TRさん、こんなになるまで放置してゴメン・・・。

とりあえず、クリーナーに付けて磨いてを繰り返します。本体のの穴という穴にキャブクリーナーを吹きかける事も忘れずに!

だいぶ綺麗になりました。

一通りクリーナーで清掃し、エアダスターでジェットや色々な通路を導通させます。

(思えば、この時のクリーニングは手抜きでした・・・それに気づくのは後日。)

 

2時間ほど格闘し、「とりあえずイケる?」と元通りに組み上げて、キャブを戻しました。

ネットで買っておいた新品バッテリーも充電完了、交換していよいよ点火です。

 

「キュルキュルキュルキュル・・・」

ダメです。プラグを磨いたり、色々しますが一瞬爆発する程度。

その後、近所のレッドバロンに新品プラグを買いに行き交換、弱くなったバッテリーを車につなぎ再度チャレンジ・・・

「キュルキュルキュルキュル・・・」

ダメですわ(泣)。

2年間放置の大罪を、TRさんは許してくれないようです。

今日は時間切れにてここまで、リベンジ決定。