野営地での夜、眩しいくらいの灯火ではなく、ほのかな灯りが癒しの時間を演出してくれます。
◆ユーコ キャンドルランタンブラス (UCO)
【製品諸元】
サイズ:16.5×φ5cm(使用時) 10.6×φ5cm(収納時)
重量:250g
燃焼時間:約9時間
僕が登山やキャンプでの野営時、必ず装備品に加えるランタンです。決して明るいわけではなく、重量もかさみますが「癒しグッズ」としては僕の必需品。最低限、本は読めます。テーブルランタンとしてもイケます。
・・・おおっ、暗闇の中で僕のアウトドア・バイブル「遊歩大全」もくっきり見えます、読めます。
LEDランタンが主流の昨今ですが、無音でゆらめく炎が何とも言えない雰囲気を醸し出します。電気には出せない魅惑の灯り。このランタンの横で、スキットルに入れたラムをチビリと喉に流し込む。きっと「男の浪漫」を感じるはずです・・・。
このランタン、オプションになりますが数種類のリフレクター(反射板)が発売されています。僕が持っているのは「フラットリフレクター」というモノ。
【製品諸元】
サイズ:φ14cm(使用時) 15.2×7.7cm(収納時)
重量:28g
傘型で下部への光量を増幅させる効果があります。
上:リフレクター無 下:リフレクターあり
下方向へ効果がある事がわかります。ステンレス製のこのオプション、コーヒードリッパーにもなるらしいのですが、色々調べましたが未だわかりません・・・。
そして、僕のUCOキャンドルランタンには、ボトム部分に秘密が。
透明プラスチックのこのパーツ、実は・・・
取り外し可能なLEDライトです。テント内での使用にも安心。しかも・・・
①写真の様に、スタンドを立てて独立使用
②ボトムに装着した状態で懐中電灯
③バンドを付けてヘッドランプ
といった、3通りの使い道が。実用範囲が広がり、旅のお供には本当に使えます(③はメーカーHPで初めて知ったんですが)。
このランタンの持ち運び用にオプションで「コクーン」という商品があります。ウェットスーツの生地であるネオプレーン素材の提灯オバケみたいな伸縮性のあるケースです。
これに入れておけば、壊れる事はほぼ無いでしょう。
ちなみに、オプションを含めて重量計測すると・・・
本体からキャンドルを外した状態で230g。
キャンドルが46g。・・・本体+キャンドルだと、カタログ重量よりも少しオーバーですね。
さらにコクーンは42g。リフレクターはカタログ重量と同じ28gでした。
総重量は348g。
このくらいであれば、登山の担ぎあげにも負担にはならない許容範囲内です・・・重量だけで見るなら、小型LEDランタンなら100g切るんですが(泣)。ま、そんな事は忘れさせる「何か」を持っているギアです。
10年近く使っていますが壊れる要素も皆無。ブラス(真鍮)の本体は使い込む事でくすみ思惑通り「男前」な表情になりました。
既にお気づきかもしれませんが、僕のは『旧ロゴ』です。主観ですが現行より旧来の方が好みです。
燃費で言うとキャンドル自体の価格が玉に傷(3本セットで700円程度、1本200円強)・・・でも所有する価値十分にある逸品です。